さとし日記

都内大学院生のブログ

「数学は大切。例えばこの分野でも統計は使う。」みたいな話は個人的な考えとは大きくズレる。

実用面に焦点を当てて語るのであれば、数学は、物事を構造的に捉えたり、論理的に考えたりといった思考力を養うという点で重要なのではないかと思う。

 

個々の統計的な手法とか微積分の計算とか、それこそ計算力みたいな話は、第一義的ではないと感じる。

 

だから、「微積分はこういうところにも使われている」みたいな話はやや違和感を覚える。
重要なのはそのような考え方や概念の方ではないかと思う。

 


それに興味がないならやらなくても良いのではないかという立場でもある。

 

基本的に強制されたものというのはあまり身につかないと思うし、学びはあらゆる領域が有機的に繋がっているものだから、入り口はどこでも良いように思う。

 

それよりも何かに興味を持ち、自分で調べたり考えたりするという好奇心の芽を摘まないことの方が大切なのではないか。

 


それに、「学習」そのものも、教科書に書かれたことを勉強する狭義の意味だけでなく、シナプス結合の変化一般と捉えた方が実態に即していると思う。

 

イチロー氏や市川海老蔵氏など、各界で活躍している/した人々の中には、学校の勉強は「捨てた」と言っている人も少なくないが、極めて緻密で論理的、分析的な思考をしている。

 

現状を批判的に捉え、試行錯誤をする中で常に仮説の検証と修正を繰り返していくことは、学習そのものだと思う。

 


人間には、自分の持ち物の価値は高く評価してしまう傾向があるらしく、それは有形・無形問わないと思う。

 

苦労して勉強し獲得したものは特に高い価値を見出してしまい、他の人にも習得を促すということに繋がるのではないかと感じた。