さとし日記

都内大学院生のブログ

「〇歳までにすべきこと」の類の話は、基本的に与太話だと思って聞き流している。

大体この時に挙げられる年齢は10進法で表記した時にキリのいい数字ばかりだ。

 

数字の表し方はいくらでもあるのに、どうして特定の表記の仕方でキリが良く見える数字の時に、重要な意味のあるイベントが重なるのだろうか。

 

30歳までに云々というのも、8進数では36(8)歳となる。

 

8進法が用いられる世界では、24(10)歳までには云々とか言われるのだろうか(これも10進法基準の表記になっているという話はさて置き)。

 


書店を訪れて、今どのような本が売れているのかを見るのは好きでよくやっている。

 

先日書店に行った時に、『人生は20代で決まる』という本が平積みされていた。

 

中身は見ていないので、タイトルだけでどうこう言うのも如何なものかとは思うが、個人的には読みたくない類の本だと思った。

 


しかし、本のタイトルというのは必ずしも著者が決められるわけではない。

 

出版社が売れそうなタイトルをつけるケースが多いと聞く(小説の場合はタイトルも含めて著者の作品と見なされ、著者が自由に決められることも多いようだが)。

 


なので著者が悪いわけでもないし、出版社も商売でやっているので売れそうなタイトルをつけるのは当然のことだ。

 

そうなると、それが売れる世の中というのがどうも自分の肌感覚とは異なる。

 


わかりやすい基準があった方が安心できることもあるかもしれないが、本質的にはそこに意味はないと思う。

 

自分の年齢を気にすることで、挑戦の機会を逃してしまうかもしれない。

日常的にも窮屈で息苦しく感じる機会が増えてしまうのではないか。

 

他人の年齢を気にするもの、その相手の人物像がぼやけてしまう原因になり得る。

先入観はなるべく排して接するのが礼儀だと思うし、それは良好な人間関係には欠かせない要素だと感じる。

 


そうは言っても、「〇歳までに云々」という焦燥感を煽るような文句は使われ続けると思う。

 

自分の意識だけはそれに流されないようにしたい。