さとし日記

都内大学院生のブログ

調音音声学を少しだけ勉強してみた

最近外国語を勉強することが多いので、音声学や言語学についても少し勉強してみることにした。

 

雑記程度に簡単にまとめていく。

 

 

・「音声」とは人間が話し言葉において、言語情報を伝達するために人体を使って生成する音のこと。「言語音」とも言う。

・音声は、舌・唇・喉頭など、いわゆる音声器官の複雑な協調運動によって生成される。

・言語が異なると(英語, 中国語, アラビア語など)用いられる言語音も異なる。

・人類の諸言語で用いられる多種多様な言語音を体系的に分類するための知識体系が「一般音声学」と呼ばれる。

・一般音声学では言語音を「それらがどのように生成されるか」という観点から分類するので、「調音音声学」とも呼ばれる。


まずは、音声器官について。
音声器官の例として、肺・気管・喉頭・声帯・舌・歯・口蓋・咽頭・口腔・鼻腔などが挙げられる。
これらは本来、呼吸や食物の摂取の為に進化したものであり、音声の為ではない。


多くの言語音は肺から流れ出る「呼気流」によって生成される。

呼気流の通り道を「声道」と言う。

入り口が1つ(咽頭)、出口が2つ(口腔, 鼻腔)という構造をしている(画像は「一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会」より)。

 

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口腔・咽頭の構造

口腔, 鼻腔を隔てる部分を「口蓋」という。

口蓋の先端部分は「軟口蓋」と呼ばれる。これは筋肉からできており、上下に移動することができる。

軟口蓋が持ち上がると、軟口蓋の先端は鼻腔を遮断する。

その場合、声道は咽頭と口腔だけから形成される単純な管の構造になる。

また口腔の下面を形成する舌、口腔の出口を形成する唇は様々な形に変形することができるので、口腔全体の形は非常に変化に富む。

 

一方で、鼻腔は形を変えることができない。
よって、咽頭と接続するか遮断するかのいずれかになる。

 

上記のような口蓋と鼻腔の組み合わせによって、様々な音声を生成している。

 

また、口蓋、鼻腔以外の重要な音声器官として「喉頭」がある。
喉頭は咽頭の入り口にあたる部分に位置する軟骨で形成される器官。

喉頭の内部には左右一対のヒダがあり、これが声帯と呼ばれる。
これは肺からの呼気流によって振動することができる。

我々が声と呼んでいるものは、この声帯の振動によって生み出される音のことである。

声は音声の生成に於いて非常に大切な役割を果たす。

 

 

以下は音声(言語音)の分類に関して(「東外大言語モジュールtop > IPA 国際音声字母(記号)」より)。

 

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音声(言語音)の分類

 まず最初に、言語音は、「分節音」と「超分節音」に分かれる。

分節音とは「子音」と「母音」のように音の音色で区別される言語のことである。

我々が使っているアルファベットが表しているのは主にこの分節音の特徴である。

一方「超分節音」は音色ではなく、音の「長さ」や「強さ」のような特徴によって区別される言語である。

 

子音は「肺臓気流子音」と「非肺臓気流子音」にわかれる。

肺臓気流子音は肺から流れ出る呼気流によって生成される。大部分の子音がこれにあたる。

他方、「非肺臓気流子音」は肺からの気流を使わないで生成される子音のこと。

 

 

今回は極々基本的なことだけを把握した。

また時間があったら勉強してみようと思う。

 

参考 : 

講義「音声学入門」(前川喜久雄)