さとし日記

都内大学院生のブログ

卒業研究が無事に終わった

先一昨日の月曜日に最終発表が終わり、卒研関連のデータの整理も終わったので、ようやく一段落つくことができた。

せっかくなので簡単にまとめることにした。

 

 

・ゼミ

ゼミではPhilip R. Bevington, D. Keith Robinsonの『Data Reduction and Error Analysis for the Physical Sciences』を扱った。

主に物理系の分野用の統計の教科書だった。

教授と自分のマンツーマンだったので、教科書の内容を予習し、それを毎週2コマ英語で内容を先生に講義していた。

先生からの質問、指摘にも対応するので、かなり大変だったが、良い勉強になった。

このゼミで勉強したことを実際の卒研でも多分に使ったので、真面目に勉強した甲斐があったと思った。

 

 

・卒業研究

詳しくは書けないが、素粒子を扱った。

化学系としては珍しく、実際の実験は行わず、コンピュータシミュレーションで完結した。

なので、ずっとプログラムを書き、必要に応じて数学の勉強をしていた。

実験があまり好きではなく、春頃の面談の時にデータの分析メインが良いという旨のことを言った気がするので、もしかしたらその辺も考慮してくれたのかもしれない。

(元々別のテーマを行う予定だったが、外部の実験施設の都合もあり、秋頃にテーマが変わった。)

パソコンさえあれば卒研を進められるので、近所のスタバでやることが多かった。

また「両国湯屋江戸遊」で岩盤浴やサウナを楽しんでスッキリしてから、施設内の「湯work」という共有スペースで卒研を進めることもできた。

作業場所を好きに選べるのも良かったが、自分の場合、午前中に集中できるので、朝の時間を通学に使わずに済んだのは大きかった。

 

 

・アドバイザー

卒研は1年間卒論アドバイザーの先生と密に関わるので、自分と合わないところも見えてきて嫌になるケースが多いらしいが、幸いそうはならなかった。

アドバイザーの先生はさっぱりしていて、やたら頭の回転が速かった。

何を聞いても瞬間的に返答がくるので話していて面白かった。

テーマの性質上、化学、物理、数学、情報科学など幅広い知識が必要になったが、それら全てにおいて深い理解があって驚いた。

基本的に放任主義だったので、自分で頑張って考える必要があるので大変なことも多かった。

詰まった時はその問題はどの分野に分類されるものなのか、どういうワードで調べれば良いか、どの本に詳しく載っているかなども適宜教えていただいたが、もう少しヒントが欲しいこともあった。

ただ、その分ずっと詰まっていた所が解けた時の喜びは一入だった。

そのように自分で試行錯誤することに重きを置いていたのだと思う。

 

一年を通して基本的に大きな不満はなかったが、先生はとても忙しそうで中々予定が合わないことが多かったのは多少苦労した。
大学内外で様々なものに関わっているようだった。

これはICUに限ったことではないと思うが、「そんな事務作業に先生のリソースを使うの?」と思うことは多かった。

特に入試に関しては作問と採点以外は先生がやるのは勿体ないと思った。

一般論として、大学は授業含め、もっと分業制にして先生が研究に専念できるようにした方が良いと思うが中々一筋縄ではいかない事情があるのかもしれない。

 

 

・論文執筆

予めわかっていたが、英語で書くのは大変だった。

一回書いてもどうせ内容の整合性を考えて修正を繰り返すことになるので、日本語で書いて推敲してからそれを一気に英訳した。

また、LaTeXで数式を書くのは最初はかなり苦労した。

MyScriptというサイトを使うとそれなりの精度で手書きの数式をLaTeXに変換できたので、慣れないうちはそれを使っていた。

卒論執筆を通してLaTeXにはかなり慣れることができたので良かった。

 

 

・まとめ

もう一回やりたいかというと微妙だけど、卒研を通して得るものは多かった。

特に数学とプログラミングに関しては大分成長することができた気がする。

性格上、課題などやるべきことが中途半端な状態で続いていることが嫌いで、とりあえず終わらせたくなるが、卒研はずっと中途半端な状態が続くようなものだった。

研究は終わりがないので、当初やるべきことが終わっても更にやるべきことが増えたりもする。

その性質に慣れるのに時間がかかり、精神的に少し大変な時期もあったが、友達と話したりしてなんとか乗り切れた。みんな忙しいのに長々と話し相手になってくれたのは本当にありがたかった。

大学院では全く別の分野をやることになるが、過ごし方などは生かせると思うので、病まない程度に頑張っていきたい。